「ちょ、ちょっとまって」
一博は あわてた
「私も 一緒にね♪」
正直 こんなに若くてピチピチの
シャワーの水をはじくほどの肌の若い紗季
何年振りであろう この目でみるのは・・・
その弾力のある肌が
一博の左側に入ってきたので
左腕に 紗季の右腕があたる
ちょっと 意識的に押し付けられているような感じも受ける
「あのね」
「なに?」
「紗季ちゃんは なんでそんなに平気で私と一緒にお風呂に入れるの?」
「え、私のお客さんはみんなこうすると 喜ぶのよね」
「でも、私は 紗季ちゃんのお客さんでは ないんだけれどな」
「あ!・・・でも・・・いいじゃない・・・良かったら好きにしてね」
「そ、そんな簡単でいいの」
「いいよ、一博さんからお金取ろうなんて思っていないから」
「そう言う意味ではなくて」
「私、本当に今日はうれしくて、何かお礼がしたくて
なんにもないから、せめて身体で」
「そ、そんな、女性の身体をそんなに粗末にあつかっちゃだめだよ」
「え?!」
紗季は、今まで男性から言われた事のない一言で
一瞬思考がとまった