一博の下腹部の隆起は、紗季にとって何者にも変えられない

最高の贈り物であった。


昨夜とは違い、今は、本当に心から一博に

女性と意識して欲しくて堪らない思いで一杯になっていた・・・。


今迄、援交で男達と身体を合わせて来た時とは

全く違う感情を、人生で初めてと言って良い感情が

紗季の中で生まれて来たからであった・・・。


義父やコンビニのオーナーとも全く違う男だと

紗季は本能で感じていた・・・。


一博の胸から、両腕を背中に回し・・・

力強く抱きしめた・・・。


腕が回りきらないほどの大きな背中・・・。

頬に伝わる一博の体温や息遣い・・・。


その感触に酔いながら、徐々に腕が上に上がって行く・・・。

一博のアゴに紗季の頭が当たる・・・。


紗季が顔をあげ、見つめる先に

優しい眼差しの一博の顔があった・・・。


次の瞬間、紗季の唇が一博の唇をふさいでいた・・・。